観葉植物の育て方

オーガスタ

バナナのような大きめの葉っぱがトロピカルな雰囲気で人気の高い植物です。葉が大きく、横に広がりボリューム感もあります。原生地では大型のもので高さ10m位になりますが、鉢植えでは難しいでしょう。草本性ですが多年生植物で長く生育しているものは基部が木質化します。葉は大きく2列に並んで生え葉柄が長く、幅約50cm舟型の葉をつけます。強い風にあたると葉が裂けるので注意が必要です。ストレリチアの仲間は研究が遅れている為、大きなストレリチアは全てオーガスタと呼ぶ事が多いようです。大型のストレリチア(有茎種)はS.nicolai(ニコライ)、S.alba(アルバ)、S.caudata(コウダータ)の3種類があり一般的には S.nicolai(ニコライ)をオーガスタと呼び販売されているケースが多いようです。
バショウ科
ゴクラクチョウカ属
学術名 Strelitzia nicolai
英名 bird of paradise tree
原産国 南アフリカ
育て方
①水やり・肥料 表土が乾いてからたっぷりと与えます(受け皿に秋の最低気温が20度以下になるとだんだん水を吸わなくなるので、水やり回数を徐々に減らしていきます。冬は表面が乾いてから2、3日してからの水やりにして乾燥気味に管理します。冬の水の与え過ぎは根腐れの原因になるので注意してください。葉に霧吹きをしてあげるときれいに保てます。
②置き場所 日当たりを好む観葉植物ですので、年間を通して日当たりのよい場所で育てます。しかし、耐陰性がありますので、明るい窓辺でも育てる事ができます。
③温度管理 生育に適した温度は20~25℃です。秋の最低気温が15度以下になったら室内の日当たりのよい窓辺に置き、冬は最低温度5度以上で管理します。秋の最低気温が15度を下回ってきたら出来るだけ日当たりのよい室内の窓辺などに置きます。冬の耐寒温度が0度以上と寒さにとても強いです。
④植替え 根がよく伸びるので、植え替えは毎年、もしくは2年に一度は植え替えをします。時期は5月から6月頃が理想的です。根は多肉質で太く乾燥に強い根をしており、植え替えずに放置しておくと、根が強く圧力で鉢を割ってしまうほどです。これはストレリチア属全ての仲間に共通しています。