観葉植物の育て方

シュロチク

カンノンチクと似ていますが、カンノンチクより草丈が高く、葉の切れ込みが多くて幅が狭いのが特徴です。従って、草姿はややスマートな感じがします。丈夫で、耐陰性が強く、大鉢仕立てに適しています。
ヤシ科
カンノンチク属(ラピス属)
学術名 Rhapis humilis
英名 reed rhapis, slender lady palm
原産国 中国南部
育て方
①水やり 生育期には用土が乾いたら、水は葉水を兼ねて葉上から十分に与えます。やや多湿な状態を好み、土の乾きすぎ、空気の乾燥などで葉先が枯れ込みます。ただし、水はけの悪い状態で水を過剰に与えると根腐れを起こします。土の表面に水苔を敷いて乾燥を防ぐと水やりが楽です。
 冬は水を控えめにし、葉水をときどき与えて湿度を保ちます。
②置き場所 耐陰性は強いので、北玄関などにも置けます。しかし、本来はかなり陽光を好むので、夏は戸外の半日陰の場所のほうが適します。ただし、風当たりが強すぎると葉が痛むので注意します。冬は窓際などの明るい場所に置きます。
③温度管理 生育適温は20~30℃程度です。耐寒性はかなり強く、0℃近くまで十分に耐えるので、室内なら十分です。関東以西では庭木として植えることができます。
④植替え 4~5月が植え替えの適期です。株が大きくなったら一回り大きな鉢に植え替えます。1~2年に1回程度が目安です。なお、排水の良い土を好むので、粗めの砂か軽石などを多く配合した土を用います。